「パラサイト 半地下の家族」
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
今回ご紹介する作品は「パラサイト 半地下の家族」という作品です。この作品は韓国で作られた作品で、日本でも話題になった作品の一つです。
第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した人間ドラマです。韓国の作品ありがちな裕福な家族と貧しい家族の対比があり。
そんな両家族の出会いから始まる物語を描いています。
監督が言っている「空間の配置」この言葉を意識して見るとまた違った楽しみ方ができます。半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で日々の暮らしに困窮していました。
ある日たまたま長男のギウが家庭教師の面接の為IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹もその家に足を踏み入れていきます。
格差社会をテーマとして扱うとどうしても暗くなりますが、アプローチの仕方を変えることでより際立たせることができている作品となっています。
すこしネタバレになりますが、作品のタイトルにもなっている「パラサイト」は実に言い得て妙といったところで、セレブ一家を貧困家族がだましていき、最初に長男が家庭教師として一家に寄生し、息子の美術教師として寄生、残るは父親と母親をどうセレブ一家に寄生させるか。
最終的に一家全員がセレブ一家に寄生することに成功しますが、ある事件が起こります。そこから後半にかけての展開はついていくのが大変なほどです。
今までの展開から想像もつかないほどの恐怖を覚えました。人間のリアルを垣間見えた作品でした。ぜひ一度ご覧ください。
それではまた。阿加井秀樹