叛逆天使の墜落という作品をご紹介します!

みなさんこんにちは

阿加井秀樹です。

 

今回ご紹介する作品は、叛逆天使の墜落という作品です。

本作品はピーテル・ブリューゲルの作品で、ヒエロニムス・ボス風の作品を求めるパトロンの要望より描かれたと考えられる作品群の魔女フリート、死の勝利の一つで、豊かな色彩が用いられております。

本作品は、ヨハネの黙示録における、大天使ミカエルに率いられる天使たちにより、ルシファー率いる反逆天使たちが天界から追放されるエピソードが画題となっております。

上方に光の大きな輪があり、そこから下方に向かって半獣の形で表現された反逆天使たちが落下しています。

中央には大天使ミカエルが描かれ、彼が率いる天使たちは、怪物とも見える反逆天使たちと戦っております。

ブリューゲルは、本作品に見られるような善悪の戦いを画題とし、繰り返し作品を制作しております。なお、彼の生きた時代においては、天国と地獄、天使と悪魔のような宗教的なテーマは今に比べると非常に身近なものでした。現在は、ベルギー王立美術館の所蔵されております。

約10年という年月をかけて描いた本作では、天使と堕天使の戦いが大きなテーマとして掲げられており、作品から伝わる入り組んだ天使と堕天使が見受けられます。

しかしながら宗教的な意味もあるのでしょうか、天使の優位性が見て取れます。機会があれば観賞することをお勧めします。

それではまた。

阿加井秀樹