「ジュラシックパーク」
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
一昔前の作品を最近はご紹介してきましたが今回ご紹介する作品も懐かしさを感じる作品をご紹介致します。
初代「ジュラシックパーク」についてです。
この作品はパニックサスペンス映画に分類されています。
この作品は現代のCG技術を語る上では外せない作品でもあります。
この作品は「恐竜が暴れる島から脱出する」と言う見たままのモンスターパニックとして楽しむことももちろん出来ますが、他にも様々な楽しみ方の出来る映画です。
医学博士の称号を持つ原作者マイケル・クライトンが、実際に研究を進める研究者と連絡を取り物語を書いた本作は、「科学」の描写がとても理知的であり、「恐竜の復活」と言う非現実的なモチーフでありながら強い現実味を帯びています。
また、パーク崩壊の元凶とも言える登場人物ネドリーは悪党ではあるのですが、彼が何故このような行動に出たかに注目すると現代の日本でも問題となる「労働」と「賃金」の問題に強く紐づいて行きます。
このように、非現実的な物語のように見えて、当時としては最新の科学技術の理論と社会問題を取り入れ「リアリティ」を削ぐ部分を徹底的に排除したことで、どの年代の人でも楽しめる究極の娯楽映画となりました。
それではまた。
阿加井秀樹