「英国王のスピーチ」

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みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

 

今回ご紹介する一本は「英国王のスピーチ」という作品です。

 

この作品は舞台であるイギリスだけでなく世界的に愛される作品となります。

 

日本では2011年に公開されました。

 

アカデミー賞も作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞を受賞しました。歴史的に見れば実は最近の話をモチーフとしており、現在のイギリス女王のエリザベス2世の父ジョージ6世を映画化したものになります。

 

ジョージ6世は吃音障害を抱えており、それにより性格は内気で言語療法士の助けを借りて障害を克服し、第二次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づけるスピーチを披露して人心を得るまでをストーリーとなっています。

 

第二次世界大戦というシリアスな題材を用いつつも言語療法士のライオネルとのやりとりは軽快でさすがアカデミー賞受賞作品といったところでしょうか。

 

たかが吃音障害と思われるかもしれないが当時の背景を考えるとイギリス国民すべての気持ちをひとつにまとめ、その責任のすべてをジョージ6世が背負う状況は今の世界では到底計り知れないほどのプレッシャーを感じるはずです。

 

ただ王族として生まれたがゆえにそれを強制されるのです。

 

普通であることの難しさとコンプレックスに立ち向かう勇気をこの作品からは学ぶことができます。

 

それではまた。

阿加井秀樹