「ファンネレ工場」

みなさんこんにちは

。阿加井秀樹です。

今回ご紹介する世界遺産もオランダからご紹介していきたいと思います。

今回は「ファンネレ工場」です。聞いたことある方はほとんどいらっしゃらないとは思いますが、2014年に世界遺産に登録されました。

ファンネレ工場はオランダ南西部の南ホラント州ロッテルダムの運河のそばに建設された工場です。第一次大戦後に建築された光と空間をコンセプトにした近代建築法で建てられています。

1990年半ばまでコーヒーや紅茶、タバコを生産する工場として稼働していました。現在は、改装されてデザインオフィス、イベント会場として使用されています。

建物は、鉄筋コンクリート造りに自然の光を取り込むためにガラス張りの壁を用いて、建物同士を渡り廊下で繋ぎ時代を先取りした機能性と美観、明るい労働環境が建築史に残る業績を残しています。

大胆なカーブを描く事務棟と工場棟、倉庫棟をつなぐ独創的なブリッジ、前回ご紹介したシュローダー邸と似たような当時としてはとても斬新で世界的に多くの注目を集めました。決してデザイン重視で機能性に優れていないかといわれたら全くそうではなくあくまで仕事の効率性も含めた上での世界遺産登録です。
まさしく「未来」を形にしたような建物といっても過言ではありません。外からだけでなく中からも楽しめる建築物です。シュローダー邸も併せてオランダにいった際には訪れてみてください。

それではまた。

阿加井秀樹