ジョーカーという作品のご紹介

みなさんこんにちは

阿加井秀樹です。

今回ご紹介する作品は、ジョーカーという作品です。
この物語はバットマンシリーズで有名な宿敵ジョーカーの誕生までのサクセスストーリーを描いた作品となっております。
なぜジョーカーは誕生したのか、なぜ彼の性格はサイコパスとも呼ぶべき人格になってしまったのかがこの物語を見れば全てが分かります。
主人公は、アーサーという劇団に所属する男で、コメディアンを夢見る、純粋で心優しいアーサーは病気の母と2人で貧しい生活をしていました。どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさいという母の言葉は皮肉にもアーサーを苦しめています。社会福祉によって女性相談員との定期的な面談と、7つもの薬を摂取することでかろうじて精神疾患を持ちこたえているアーサーは笑いが止まらなくなってしまう持病を抱えており、精神的に追い詰められると笑いだし、周りの人にも気味悪がられる始末になります。
ある日閉店の楽器店からの仕事でもピエロの格好で看板を持ち、必死に客の呼び込みをしているアーサーに悪ガキ達が看板を奪って逃げます。路地裏まで追いかけたものの、悪ガキ達に暴行され看板も身もボロボロにされてしまいます。看板が壊されたこと、途中でいなくなったことを説明しても劇団のボスや楽器の店主は知らないとアーサーに弁償をするよう命じます。
翌日、仕事場の同僚から自分の身を守る意味でもピストルを譲り受けます。別の仕事では小児病棟でピエロに扮して、子どもたちを楽しませていましたがお遊戯の最中に携帯していたピストルが子どもたちの前に転げ落ちてしまいます。この事が原因でアーサーは仕事を解雇されることになりました。ピエロの格好のまま、帰路につく電車内で事件が起こります。乗客の男性3名が女性にちょっかいを出しており、女性から助けてほしそうにアーサーを見つめます。これがアーサーの持病を発症させてしまい爆笑し続けてしまいます。
男性3人がアーサーにバカにされていると勘違いし、アーサーに絡みある日のように暴行を受けてしまいます。怒ったアーサーは男性の1人に向かって発砲し、そのまま残りの男性2人にも発砲し全員を射殺してしまいます。こジョーカーが誕生した瞬間です。バットマンシリーズで有名なジョーカーとは違い、どこか世間に対して不満を行動に移した勇気ある人間の物語のように感じます。捉え方は見た人によって様々だとは思いますが、是非皆さんもいかがでしょうか。
それではまた。
阿加井秀樹