「エジソンズ・ゲーム」
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
今回ご紹介する作品は「エジソンズ・ゲーム」という作品です。
この作品は以前紹介したエニグマの主人公ベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるほか、マイケル・シャノン、トム・ホランド、ニコラス・ホルトらが出演しています。
舞台は19世紀アメリカ。白熱電球の生みの親といわれているトーマス・エジソンがアメリカ全土の電気供給の利権を争う話です。
当時エジソンは送電には直流が適していると考えていました。だが実業家のウェスティングハウスは交流の方が安価で遠くまで電気を送れるとして交流式送電の実演会を開いて成功までさせます。
それを知ったエジソンは知識を盗んだと主張して世論を誘導させようとします。事実この戦いに勝ったのは現在の送電システムを考えると一目瞭然なのですが展開もはやくあっという間に時間が過ぎていった印象です。
形容するとすればこの作品は歴史を振り返って学ぶビジネスゲームといったところでしょうか。発明家としてのエジソンの魅力もありますがメディアを利用したイメージ戦略を用いて対抗していく様はやはり天才的です。
そしてエジソンとウェスティングハウスを支える脇役の存在二コラテスラやエジソンの右腕のインサルにもスポットライトが当たって渋い立ち回りをしてくれています。電流を制する者が未来を制す。
このセリフは実際に作品を見ながら聞くと痺れます。プライドと情熱が交差するこの戦いぜひ一度見てみてください。
それではまた。阿加井秀樹です。