「スプリット」
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
今回ご紹介する作品は「シックス・センス」のナイト・シャマラン監督が手掛けた「スプリット」という作品についてです。
この作品は冒頭でも述べましたが個人的に好きな監督が手掛けているので今回ご紹介しようと思いました。
この作品は2017年に日本で公開された作品で簡単なあらすじとして23人の人格を持つ犯人が3人の女子高生を誘拐し監禁する作品です。
この作品の最も大きなポイントは23人の人格をもっている犯人です。
いわゆる多重人格者(解離性同一性障害)といわれる病気で事実ビリーミリガンという人物をご存知でしょうか。
殺人や強盗事件で逮捕されたが解離性同一性障害と主張しこの事件は日本でも有名になりました。
この作品はどことなくその事実も引き出しオマージュしたような印象も受けます。
最近でも解離性同一性障害に苦しむ少年が話題になり、テレビでも見ることが多くなりました。
この作品は何といっても犯人役として演じているジェームズ・マカヴォイの演技力に絶句します。
自分とは異なる役で一人一役演じるのが通常かと思いきや23人もの人格を演じ切る彼の演技は見るものを引き込みます。
女性や、9歳の子供まで演じ、人格が切り替わる瞬間などもリアルに表現しているのです。
サスペンス映画としてジャンル分けされていますが正直脱出までの工夫については少し物足りなさも感じなくもありませんが、ジェームズ・マカヴォイの23人の演技を見られるだけでもこの作品にお金を払う価値は十二分にあるのではないでしょうか。
それではまた。
阿加井秀樹