「ジョーカー」
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
今回ご紹介する作品は「ジョーカー」です。
日本では2019年に公開された作品で大きな話題となりました。
この作品は誰もが知るアメコミヒーローであるバットマンの永遠のライバルに位置付けられているジョーカーを主人公に迎えた映画となっています。
実はこの作品はR指定も設定されているにも関わらずグロテスクな描写などはしつこくないのが実際のところですが、R指定されている理由はおそらく道徳的倫理的に問題があることが挙げられます。
つまり、この作品は精神衛生上よくない映画と判断されていますが見た後にはこの判断は間違っていなかったと思うほどの衝撃を受けました。
現にアメリカでは映画が現実の暴力を誘発するおそれがあるとの声も上がるほどで映画館では警備員の人数も増やしていたという話も聞きます。
最近では学生の銃乱射事件なども現実との判断がつかず犯行に至っていることもこういう作品によるものではないかという一部の人の意見もあるほどです。
なんといってもこの主人公のジョーカーが倫理的道徳的に道を踏み外していくにも関わらず、なぜか感情移入してしまい、正しいことのために行動を起こしていると正当化してしまいそうになるほどの作品になっています。
また作中に多く出てくる伏線もすべて回収していくこともあり、細部にまで目の離せない作品だとも思います。
精神的にまだ未熟な子供には見せたくはない作品ですが、いい意味で考えさせられる作品でもあります。
まだ見たことのない人はぜひ見てみてください。
それではまた。
阿加井秀樹