「エクス・マキナ」
みなさんこんにちは阿加井秀樹です。
今回ご紹介する作品は「エクス・マキナ」という作品です。
日本では2016年に公開された作品で、舞台となるのがノルウェイに実在するホテルを舞台にAIと人間の禁断の恋愛について描いた作品です。
この作品の見どころは何といっても研究所として使用された実際のホテルの荘厳さに目を奪われます。
最初はCGなんだろうと思って調べると実在するということでぜひ一度宿泊したい施設でもあります。
この作品の登場する人物はすべて聖書から引用されており、役柄も聖書に則っています。
禁断の恋愛と銘打っていますが、その裏にはAIの恐ろしさも感じる作品でもあります。
ではまず登場人物の名前について聖書から考えてみます。
エヴァといわれるプロトタイプのAIが今回の主人公ですが、聖書の中でこのAVAはヘブライ語で命または生きるものを意味しており、旧約聖書内での女性のイブに由来しているといわれています。
また、エヴァを作り上げた会社の社長はネイサンという人物で旧約聖書内においては、ソロモンとダビデ王の時代に活躍した預言者の名前を用いています。
最後にAIのエヴァに恋をするケイレブという人物は約束の地を評価するためにモーゼによって送られたスパイの名前を用いています。
ネイサンはエヴァのほかにいくつものAIを作成していましたが最終的にそれらのAIによって殺害されてしまう結末を迎えてしまいます。
ケイレブと逃げるのかと思いきやまさかの結末がケイレブを待ち受けます。
この作品はAIに対して考えさせられる作品だと思います。
それではまた。
阿加井秀樹